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限定原料[山羊]の規格
今までの製品

山羊毛の選定に関する補足

結論から言えば、今後は、Takeda Brushが使う「山羊毛」については、

独自の品質基準に基づき、独自に手を施し、 その結果の品質判断により、独自に名前を決定する事にしました。

■Takeda Brush 基準の 暫定 品質名称 ランク


1 上質細毛山羊毛 [特細 好細光峰規格 ] :従来の細光峰規格にある毛先の強さとキメ細かさ、全体の弾力性と繊細さを持った特別な毛が入手したらつける

2 上質細毛山羊毛 [特細 細光峰規格 ]  ※近日発売予定 [EXS FG]

3 上質細毛山羊毛 [特細 准細光峰規格 ] ※2012年のクリスマス限定セットのチーク&フェイスに使った毛質 [EX FG]

4 上質細毛山羊毛 [細 祖光峰規格 ] ※2013年クリスマス限定セットのチークに使う毛質 ※ギリギリオーバル形状になる太さ [SP FG]

5 上質細毛山羊毛 [細 准祖光峰規格 ] ※2013年クリスマス限定No.P-19OV SFGに使う毛質 [SFG]

6 上質細毛山羊毛 [白尖峰規格 ] ※通常ラインナップのFGシリーズ[FG] 毛先の細かさとボディの強さを併せ持つ使い易い毛質。

7 薄青染上質山羊毛 ※近日発売予定 [STG] 肌触りの良さの基準を満たした上で、6では発色しにくいものに対応すべく作るストロングタイプ

8
上質細毛山羊毛 [旧 白尖峰規格 ] ※6の毛になる前段階。ベーシックな下処理を施しただけの生の毛に近い毛で、ボディを強く作る [FG-ST]

9 薄青染山羊毛 ※廃盤予定 No.LL 、No.26、 No.01に使っている毛質。ボディの強さが特徴。


※5から上の毛は安定的には入らないので、毎回、なくなり次第「終了」となります



いわゆる「上質」な毛のみを選んで、目的別に入荷しておりますので、一概に良い悪いとは異なるランクです。
そして、他社の基準や一般的な山羊の基準とは全く異なるものです。

また、入荷価格もランクが上の方が高価格とは限りません。

ただ、統一的な基準としては、ランクが上になるほど、全体的に細い毛になり、毛先のキメ細かさや力強さが特化していく、という風にお考えください。
(そのかわり、当然、作れる形状が限られてきます)  

別に面では、例えば、オーバル形状に作るには、ある程度のボディの太さは必要になる等、
ランクが低いほど、形状を様々に作る事ができ易い、という利点もあります。

参考までに、山羊毛の場合、キメ細かなタイプでも、灰リス毛よりも比較的化粧品を選ばず、

細かい化粧品にも、粗めの化粧品にも対応(ダマになりにくい等 )できる万能性をもっております。
 

独自設定の理由としては、

まず、第一に、 元々、山羊の毛は、品質の安定性の難しい毛質でしたが、

特に近年は、一般的な山羊の市場における「品質名称」や価格は、現在は、全くアテにならず、
(祖光峰などは、中国での生産量の10倍以上が日本で流通していると言われていたくらいです)

また、それとは別に、おそらく、この10年での環境の変化などの影響だと思われますが、

形状や品質、毛先の長さなど、従来の「品質名称」のものとは大きく異なるものが増えてきました。

そして 、自社で手を入れることで、大きく性質の異なる毛に変化する事も多い、という発見もありました。

その結果として、 化粧ブラシとして製品化した段階での「品質」「性質」をもって「名前を決定」させていただく事にしました。