パリコレクションと竹田ブラシ
我々が見てきたパリコレクションの舞台裏においては、

限られた時間内に多くのモデルさんにメイクをする為、

何人ものアシスタント メイクアップアーティスト
(どちらかというと職人[アルチザン]のイメージですが)が参加します。

どうやってデザイナーの志向にあった

「統一的な美」をメイクで演出するのか


「メイクの総監督」をする

「プロデューサー」的な ヘッド メイクアップアーティストが
(ヘッドアーティスト[弊社ユーザー]は、デザイナーから指名を受けるようです)

デザイナーと論議しながら

「そのデザインのテーマに合うメイクの方向性」を決め、

それを部下(入ったアシスタント メイクアップアーティスト)に指導する形式をとっておりました。

この中のアシスタント メイクアップアーティストはどうやって選ばれるのでしょう?

プロデューサーの「弟子」
もしくは、「仲間」
デザイナーの紹介  等々

ブランドによっては、
化粧品会社の協賛があったり(その化粧品会社の製品を使う)、
無料奉仕してくれるメイクアップアーティストだけに依頼するケース、
メイクプロデューサーが外来アーティストから授業料を取るケース
など様々。

こんな中、ギャラをもらって入る方(知己のアーティスト含む)もいるので、
そういった方は、とても優秀なのでしょうね。

中に入れば、やはり、かなり勉強(刺激)にはなるようです。

我々にとっても、とても勉強になりました。
メイクの発想や「美に対する態度」そのものが違います。

それ以外の部分でも、
その「美に対する精度や熱」がそのまま道具へ向かうイメージが
とても良く伝わる為、パリコレに入る入らないに関わらず、
パリでの「美を求道する人達」との交流そのものが、
ブラシをというよりも「Takeda Brush」そのものを
「精度良く理解してくださる嬉しさ」というか、
とても良い刺激というか「感謝」というべきか、
不思議な熱として伝わります。

ちなみに、弊社が、06年に招待していただいた時には、
弟子全員分のブラシを提供させていただきました。
その後は、彼らに関しても、「Takeda Brush以外が使えなくなった」と言う事で、
継続的にご購入いただいております。

近年は 、年々、交流が増えてきているのですが、
大きなコレクションで メイクアッププロデューサーを勤めるアーティストの方々には、
平時は、製品をご購入いただき、

新製品の開発時にはご意見などをいただいております。

一般ユーザーの皆様の意見を参考にした製品が
とても好評を得る事も少なくなく、
また、
同じ分野の同じコレクションに入る方の中でも
道具に関する 意見が明白に分かれる事がある、
など、
面白く勉強させていただいております。

本当に有難うございます。