会社概要
日本製の考え方 原料・製造について


@日本製について

弊社では、 軸、金具、原料毛(束状)を「部品」(原材料)と考え、
それ以降の生産を全て「日本」国内で行う事を「日本製」と考えております。

「優良誤認」禁止に向けた表示に関する法律の改正で、

「日本製である事」は、 「商品の主たる機能を司る部位」を日本で製造する事が最低条件

つまり、化粧筆・化粧ブラシで言えば、
当然、「ブラシ部分(穂先)の製造」がこれに当たると弊社では考えております。

弊社では、
上記の「部品」(原材料)入荷以降の全工程(滅菌作業を除く→町内の業者に委託)を
弊社本社内で行い、最終検品まで責任を持たせていただいております。
そして、これは、「熊野筆」の団体商標を保有する
熊野筆事業共同組合の「熊野筆」の定義にも当てはまります。

※消費者の皆様へ
一昔前は「全品検査を日本で行えば日本製」というのが、
日本国の定める「日本製表記」のルールでした。
しかし、 残念ながら、現行のルールも食べ物以外の分野は特に、
検査機関・調査機関(主に消費者庁)があまり機能しておらず、
(公正取引委員会の権限そのものが消費者庁に移ったとの事でした)

現在も一昔前のルールのままの業者、 もしくは、完全無視の業者が、
筆業界のみならず、 製造業界・卸売業界全般に幅広い「グレイゾーン」として残っております。

少しづつですが、その風向きが変わりつつある時期とも言えますので、
(僅かではありますが、日本製や製造の細かい情報を求める「百貨店」「卸売業者」が出始めております)
その芽を一緒に育てるという意味も含め、
一消費者としての私自身、シッカリと業者の人となりを見極め、
モノを見る目を少しでも育てていく必要性を感じております。


@部品(原材料について

■原料毛
原産地は、 イタチ毛や山羊毛、灰リス毛などは、主に中国の北部。
(寒冷な地域の毛の方がキメ細かくてシナヤカ)
カナダリス毛は、カナダ。

それを目利きの業者に委託して購入し、
ヨーロッパ、もしくは、日本にて必要な整毛処理(ヨーロッパ方式の整毛を導入)
や染色処理(山羊毛)を行った上で、「原料毛」として弊社に入荷します。

金具 金属部品
金属鉱石の産地は不明ですが、日本で加工したものを購入。

■軸
木材の原産地は、南洋、日本、カナダなど軸の種類によって様々。
基本的には、日本で成形し、日本で塗装 (カシュー系)。
(黒軸と赤軸の一部は、日本ではできないものがある為、中国で加工[日本で塗装・仕上げ]したものもあります)
プラスティック軸は、日本で成形加工。

精密製や信頼性、打ち合わせの容易さの問題もあり、
極力、日本製造されたものを使用したいと考えております。